リレンザはインフルエンザの潜伏期間内でも効果ある?

リレンザはインフルエンザにかかった時に使用する薬でインフルエンザウイルスが増殖することを抑制する作用があります。通常はインフルエンザウイルスが体内に入ってきてから数日間の潜伏期間を経てから、症状が出はじめて発症します。この潜伏期間の間に体の中ではインフルエンザウイルスが徐々に増殖していき、一定量の数を超えるようになると症状が出はじめます。

高熱や鼻水などの症状が出はじめてからインフルエンザに感染したことに気付き、それから病院を受診して、インフルエンザだと判断されてからリレンザなどの薬を飲み始めるという流れが一般的ですが、リレンザはウイルスを殺す力はなく増殖を防ぐ作用があるだけなので、発症後ウイルスの数が増え過ぎていない時期に服用することで効果があらわれると言われています。

ではインフルエンザウイルスに感染した後で症状が出始めるまでの潜伏期館内にリレンザを服用すると効果はあるのでしょうか。潜伏期間中はすでにインフルエンザウイルスに感染しています。ウイルスが増殖を始めている時期になっているため、リレンザを服用してウイルスの増殖を止める作用が起こります。そのことで本来ならばインフルエンザを発症していたはずだったのが、発症せずに済んだり、発症したとしても軽い症状で済んだという結果になることがあります。

ここで問題になってくるのは、潜伏期間中には高熱や鼻水の症状がないために、どのようにして感染したことを知るのかということと、リレンザを処方してもらうには病院を受診しなくてはならず、診断が出ていない場合に薬の処方をしてもらうと保険適応にならないため高額なる可能性があるということです。実際にはこういった問題があるために、インフルエンザにかかったかもしれないと感じることがあってもリレンザを服用することは難しくなるかもしれません。

リレンザの用法・用量

リレンザはインフルエンザウイルスに効果のある薬ですが、発症してから治療を目的として服用する場合と、予防的に服用する場合では服用方法に違いがあるため注意が必要です。

リレンザを治療目的で使用する場合には1回10mgを1日2回服用します。期間は5日間です。これに対して予防目的の場合には1回10mgを1日1回服用し、10日間連続で使用します。リレンザをこのように使えるのは5歳以上からです。

リレンザを使用する上で注意すること

リレンザを使用する時には専用の吸入器を必ず使うことが重要です。この薬は吸入して使用するタイプのものですが、専用の吸入器でブリスターに穴をあけて使うように作られています。簡単な構造の吸入器ですが、きちんと専用のものを使用しないと効果が十分に発揮できないことがあります。そのためリレンザを使用する時にはブリスターだけでなく専用の吸入器も事前に準備しておくようにします。

またリレンザを使用する時には何度か練習をしてから吸入を行ったほうがよいでしょう。特に咳などの呼吸器系の症状が出ている時には、慣れない吸入という行動をすることで咳こんでしまったりすると、きちんと薬の成分を吸えなくなります。一度タイミングを逃してしまうと、その分は体に吸収されずに無駄になってしまうので慣れるまでは落ち着いて吸入をするようにしましょう。

リレンザの副作用

またリレンザを服用している時には副作用が起こる可能性があるということも覚えておかなくてはいけません。リレンザの副作用としてよく見られるものは下痢や発疹、吐き気などです。こういった症状があらわれて、副作用があまりにひどい時には薬の使用を中断して病院を受診しましょう。

また、まれではありますがショック症状などの重篤な副作用がでることもあるので注意をしておきます。そしてインフルエンザにかかっている時は異常行動が出る可能性もあるので、それらにも注意をしておきましょう。